@ インターネットでニューヨークのチケット予約  
     
A ニューヨーク・フィルの本拠地「フィッシャー・ホール」  
     
B オペラの殿堂「メトロポリタン歌劇場」  
     
C ひときわ美しい「カーネギーホール」  
     
D ミュージカル「オペラ座の怪人」  
     
E ホテル「ニューヨーク・マリオット・マーキース」  
     
F 美術の殿堂「メトロポリタン美術館」  
     
G 一般情報  
     
     
@ インターネットでニューヨークのチケット予約
  ニューヨークのクラシック音楽の中心地がリンカーン・センターである。そこには、ニューヨーク・フィルハーモニック(以下ニューヨーク・フィルと略記)の本拠地「エイブリー・フィッシャー・ホール」、歌劇の殿堂「メトロポリタン・オペラ・ハウス」、バレエの「ニューヨーク・ステート・シアター」、そして、若き音楽家が集う「ジュリアード音楽院」、が一同に集まっている。また、リンカーン・センターから地下鉄に乗ればミュージカルの本場「ブロードウエイ」はすぐ近くである。

「ニューヨークに1週間くらい滞在して、連日連夜クラシック音楽・ミュージカルを楽しめたら…」

これは私の長年の夢であった。私は2007年5月、ニューヨーク発着のクルーズ(世界のクルーズ参照)終了後10日間ニューヨークに滞在し、やっとその夢が実現した。ニューヨーク滞在中にクラシックの演奏会を3回、ミュージカルを2回見ることができた。

ニューヨーク・フィルのコンサートにしても、メトロポリタン歌劇場のオペラにしても、日程と演目の確認、並びにチケットの手配をどうするかが問題である。忙しいニューヨーク観光の合間にうまくコンサートを組み込めるのか?どうすればチケットを入手できるのか?よく分からない。従って手っ取り早く、旅行会社やチケット手配会社に依頼する。しかし、通常、チケットの値段に比較して高額な手数料を取られてしまう。

ここでも、インターネットが威力を発揮する。私は上記の劇場のホームページにアクセスし、日程や内容、座席の種類から値段まで詳細に検討してから、直接、ネットでチケットを購入した。代金支払いのクレジットカード番号を入力して。

演奏会当日は早めに劇場の窓口に行き、プリントアウトしておいた予約確認書を見せると、何の問題もなく極めてスムーズにチケットを受け取ることができた。これで高額な手数料なしで、現地価格でチケットを購入できたわけである。ただし、ネットでの事前予約手数料として通常$5.5程度かかる。また、ホームページは英語版で、一度決済したら払い戻し不可なので、日程・内容等細部まで確認してから実行する必要がある。(注:私はある公演予約で重大なミスをした。)では、次に私のニューヨーク音楽の旅を紹介しよう。
 
     
A ニューヨーク・フィルの本拠地「フィッシャー・ホール」
 

5月24日、私はエイブリー・フィッシャー・ホール(写真1)へ、ニューヨーク・フィルの定期演奏会に出かけた。指揮は音楽監督のロリン・マゼールである。「フィッシャー・ホール」「ニューヨーク・フィル」「ロリン・マゼール」と三拍子そろっている。クラシックファンならたまらない組み合わせ、期待が高まる。

フィッシャー・ホールは縦に長い長方形の箱形ホールで、チケットの価格がゾーンごとにかなり細分化されている。正面席やオーケストラに近いバルコニー席は当然ながら値段が高い。私は手頃な値段(44$、諸税込49.5$、約6000円)の3階席の中央(Third Tier Center)の席を予約しておいた。実際に自分の席に座ってみるとオーケストラから遠く、マゼールの顔も判別できない。しかし、ニューヨーク・フィルの音色を聞くにはいい席である。

演奏会は夜の8時からはじまる。1曲目はリムスキー・コルサコフの序曲「ロシアの復活祭」、緊迫した音作りと迫力ある演奏に驚く。
次に、サンサーンスの「ヴァイオリン協奏曲第3番」、ソリストはジュリアン・ラハリン。彼のエネルギッシュな演奏とヴァイオリンの超絶技法に感動する。

休憩時間になったのでコーヒーを片手に2階のテラスに出てみた。正装した人も多く華やかな雰囲気である。噴水越しにニューヨーク・ステート・シアター(写真2)、右横にメトロポリタン・オペラハウス(写真3)が見える。夕暮れの中、オペラハウス内の明かりが一層輝きを見せてくる。

何故か私の席の周りはおしゃれなドレスを着た金髪の若い女性達ばかりであった。(私もダークスーツでビシッときめていた)興味が出てきたので隣の女の子に話しかけてみたら、カナダ(トロント)から学校の遠足でニューヨーク観光に来ているとのこと、明日はミュージカル「オペラ座の怪人」を見に行くという。色白な綺麗な娘さんだったので、演奏がはじまるまで色々話した。トロントの音楽大学の学生さんかと質問したら、何と中学3年生だという。これにはびっくり!何と早熟なことか…。「20才の大学生に見えるよ」と言ってあげたら非常に喜んでいた。

本日のメイン曲はバルトークの「オーケストラのための協奏曲」。重厚、やや難解、しかし、感動的なクライマックス。若い観客が多いせいか熱烈な拍手である。立ち上がって拍手している客も多い。「ブラボー」。コンサートで偶然出会った娘さんに「Have a good trip. Good bye.」と言ってフィッシャー・ホールを後にした。

 
     
B オペラの殿堂「メトロポリタン歌劇場」
 

5月22日、私はメトロポリタン歌劇場(写真4)へ、オペラを見に行った。演目はヴェルディの「オテロ」、演奏はもちろんメトロポリタン歌劇場管弦楽団である。インターネット予約の時、既に満席に近く、私はあわてて残りの席(Grand Tier席、96$、諸税込 101.5$、約12000円)を予約した。

さすがにオペラハウスである。豪華さが違う。天井からつぎ下げられたシャンデリア(写真5)が輝いている。館内に一流のレストランがあり多くの人が公演前のディナーを楽しんでいる。タキシードや黒のイブニングドレスで決めている紳士・淑女も多い。でも、ノーネクタイのジャケットの人やワイシャツ姿の男性もおり、人それぞれである。ニューヨークはどこまでもオープン、私はダークスーツである。

私の席は3階席の最後列のセンター付近、ステージははるか先である。折角のオペラなので、もっといい席で見たかったのであるが、既に完売。しかし、「オテロ」の予習もしてきたのでそれなりに楽しめるだろうと思って開演を待つ。

夜8時、ホール内のシャンデリアが音もなく天井に向けて上がっていき幕が上がる。同時にメトロポリタン歌劇場管弦楽団の音楽がホールに響きわたる。全身に鳥肌が立つ。私はこの瞬間が一番好きである。ステージ上では華やかなダンスが演じられオープニングにふさわしい雰囲気になる。

しかし、不思議なことに、いつまでたっても歌がはじまらない。10分くらいたってもステージ上はダンスばかりで、一向に歌う気配がない。

「何かおかしい?」

私は当日もらったパンフレットを詳しく見てみた。そしたら、今日の公演はアメリカン・バレエ・シアターによるバレエ「オテロ」だった。オペラではなくバレエの上演だったのだ。しかも、演奏も劇場もメトロポリタン歌劇場である。これには参った。いつまでたっても歌がはじまらないわけである。

実はメトロポリタン歌劇場のオペラシーズンは既に終了しバレエシーズンが開幕していたのである。インターネット予約の際、あわてて予約してしまった私のミスである。

「アメリカン・バレエ・シアター」はアメリカを代表するバレエ団で人気が高く、しかもオープニング直後の公演である。チケットも完売状態。しかし、バレエの知識不足のためか、見ていてもピンとこない。オペラのつもりで事前勉強もして気合いを入れて臨んだ公演がバレエだった落胆は余りにも大きい。私はその場にいる事も嫌になり、休憩時間とともにオペラハウスを去ってしまった。

夜のマンハッタンを歩きながら、「くそー、12000円損した!」と怒れてきたが、自業自得である。日本から海外の公演をインターネットで予約する場合、「細部まで内容をしっかり確認してから予約しなければならない」という貴重な教訓である。

 
     
C ひときわ美しい「カーネギーホール」
 

5月20日、私はカーネギーホール(写真6)にメトロポリタン歌劇場管弦楽団(以下メトロと略記)の演奏会に行った。指揮はジェームス・レビン。メトロの専属オペラ歌手がメトロのオーケストラをバックに各種のオペラの名曲を歌う。手軽に本物のオペラを聞くことができるのでお勧めである。

コンサートホールとしての美しさはカーネギーホールが1番(あくまでも私が訪れたホールの中で)であろう。カーネギーホールの玄関を入るとドーム天井(写真7)が美しいチケット売り場がある。日本からインターネット予約購入をしておいたのでスムーズにチケットを受け取る。価格帯は50$〜160$で、私の予約した座席(Center Balcony)の値段は61$、諸税込67$、約8000円であった。

ソプラノ歌手がモーツアルトの歌曲「アルカンドロよ、私はそれを告白する」…「私は知らぬ。このやさしい愛情がどこからやってくるのか」を歌う。

オペラ歌手は本当に凄いと思う。マイクなしでオーケストラをバックに地声で歌う。しかも大ホールの隅々まで響きわたる声で…。フォルテシモになってもオーケストラに負けない音量である。何曲も連続して歌えないので途中にオーケストラだけの演奏が入る。今日はリヒャルト・シュトラウスの組曲「町人貴族」。

休憩をはさんでソプラノ歌手の美しい歌曲を何曲も聞き、最後はラヴェルの「ダフニスとクロエ」の管弦楽「第2組曲」で終了した。

カーネギーホールでのメトロの演奏会、この組み合わせはなかなか魅力的だと思う。この日の公演は日曜日の午後3時からであり、当日の午後1時からバルコニー席(10$)が売り出されることを知った。時間のある人は並んで購入すれば、格安で本場のオペラの雰囲気が楽しめる。ただし、それ程頻繁に行われる演奏会ではないので、本当に見たい人は予約購入した方がいい。

2008年のカーネギーホールでのメトロの演奏会(The METオーケストラ・シリーズ)は次の3回のみである。2008年2/17(日)5/18(日)5/22(木)、チケット価格は何れも48$〜162$。(5/22はオーケストラ演奏のみ)

カーネギーホールはマンハッタンの中心に近い場所にあるのでニューヨーク観光のついでに立ち寄ってみるといい。無料の演奏会をやっていることもあり、生演奏を聴きながら市内観光の疲れを癒せる。
実は、昨年の春にニューヨークを訪れた時、私はここで偶然、あるシニア・オーケストラの無料演奏会に出くわし、1時間程「休憩」した。エアコンの効いた美しいカーネギーホールの座席で生のオーケストラを聞きながら休憩する。しかも、無料である。インターネットで事前に無料演奏会を調べておけば、確実に入場できるので、安くて豪華に旅する裏技となる。

 
     
D ミュージカル「オペラ座の怪人」
 

ミュージカルの本場「ブロードウエイ」はタイムズスクエア周辺(写真8)の40近い劇場を総称したもので、そのほとんどが座席数1000を超える劇場である。それらの劇場で連日連夜ミュージカルが上演されている。よって、クラシックのコンサートと違ってミュージカルのチケットはニューヨークに着いてから購入しても遅くはない。(私はお目当ての劇場に行き、空席を見ながらその場で購入した)

5月23日、私は「オペラ座の怪人」を見に、マジェスティック劇場(写真9)に行った。以前、ロンドンで見た時、歌は素晴らしかったのであるが、あまり内容がつかめず、いまいちピンとこなかった。そこで、今回は日本で「オペラ座の怪人」の映画を見て、配役やストーリーをしっかり頭に入れてニューヨーク公演に臨んだ。折角なので、チケット売り場で最高の席(プレミアム席)を買った。代金は150$。1.25$の施設使用料を含めて日本円で約18000円である。(価格帯は65$〜110$)
さすがにプレミアム席、私の席は前から4列目の中央、巨大なシャンデリアの真下であった。クリスチィーヌが、ファントムが私の目の前で歌う。実にうまい。しかも彼らの顔の表情までもが手に取るように分かる。私は完全に「The Phantom of the Opera」の世界に入りこんでしまった。

5月下旬はアメリカの学校が休みになるシーズンと重なっているためか、若い男女が大挙してミュージカルを見に来る。さらに、この日は水曜日のマチネ(昼の公演)だったためか観客の8割近くが若者であった。彼らは感動を素直に表す。ファントムが嘆き悲しむ場面では女の子達からのすすり泣きが聞こえてきた。私も泣けた。そして、最後には、全員スタンディングによる熱狂的な拍手!私も立ち上がって熱烈な拍手を送った。

クラシックのコンサートであれば後方の安い座席でもいい。むしろ2階席、3階席の方がオーケストラ全体の音楽が楽しめる。しかし、ステージ上で繰り広げられるミュージカル、オペラ、バレエ等は出来るだけステージに近い中央の席がいい。臨場感がまるで違う。今回はこのことを痛切に感じた。

プレミアム席は当然ながら料金が高い。しかし、何事にも裏があるようで、私の席の隣の中年のアメリカ人夫妻は、当日の朝、インターネットで半額の値段でこの席のチケットを買ったという。どうやら当日の売り尽くしセールがネット上であるらしい。

「プレミアム席は売れ残る場合が多いから、狙い目だわよ」

と、その中年のご婦人は語っていた。こういうサイトも使いこなせれば、ニューヨークに滞在しているホテルから、モーニングコーヒーを飲みながら、見たいミュージカルのプレミアム席をねらい打ちするという芸当もできる。安くて豪華に旅する最上級編ともなる。

 
     
E ホテル「ニューヨーク・マリオット・マーキース」
 

タイムズスクエアの中心に超高層のホテル「ニューヨーク・マリオット・マーキース」がある。オペラ座の怪人を上演しているマジェスティック劇場からすぐ近くにあり、宿泊しなくても利用価値が高いので紹介しよう。

少々分かり難いがホテルのロビーは8階にある。ロビーから36階までの吹き抜けの天井が素晴らしい。ロビー階には多数のレストランやラウンジがあるが、私はここの「アトリアム・ラウンジ(写真10)」が気に入った。ラウンジのソファーに深々と腰掛け、大空間を上下するエレベーター(写真11)を眺めているだけで疲れがとれる。ここで冷たい飲み物をとりながらミュージカルの予習をすると気分が盛り上がってくる。

このラウンジの営業は夕方からなので昼間は無料休憩ラウンジとしても使える。午前中なら同じロビー階で「スターバックス」も営業しており、ここでコーヒーを調達(ついでにケーキかビスケット類も調達)すれば高級ホテルのラウンジで格安にコーヒータイムをとれる。宿泊者でなくても、コーヒー1杯でも買えば立派なホテル利用者なので、気後れすることなく堂々と高級ホテルを使おう!これも安くて豪華に旅する裏技の1つ。

同じロビー階のレストランの窓側席(写真12)もいい。タイムズスクエアが人でいっぱいであっても、ここは静かである。ネオン輝くブロードウエイの夜景を見ながら、ミュージカルの余韻を楽しむ場所として最適である。ニューヨークの高級ホテルは宿泊すると高いが、付帯施設(ラウンジ・レストラン・トイレ)の利用価値は高い。私はニューヨーク滞在中、何度もマリオット・マーキース・ホテルを訪れ、食事をし、日記を書き、ゆっくり休憩(仮眠)もした。

全く偶然だった。オペラ座の怪人を上演しているマジェスティック
劇場から2つ隣のブロードハースト劇場(写真13)で、「レ・ミゼラブル」がやっているではないか。レ・ミゼラブルは私の一番好きなミュージカルである。日本で1回、ロンドンで1回、映画で1回、見ており、配役やストーリーは頭に入っている。レ・ミゼラブルは名曲の宝庫、私はCDで何度も聞き英文解釈もして歌の内容把握もしていた。このレ・ミゼラブルが昨年(2006年)の秋にニューヨークに戻ってきたと言う。私はニューヨークに来るまで知らなかった。(事前にインターネットで調べておけば分かったことであるが…)

5月25日、私は「レ・ミゼラブル」を見に行った。プレミアムの次の席、通常価格帯の最高の席(110$、施設使用料を含めて111.25$、約13000円)を買った。私の席は何と最前列、しかし、ステージ左端から2番目の隅っこの席だった。オーケストラ・ボックスが目の前に見える。暗くて狭い。メンバーも意外と少ない。チェリストが練習しているのが見える。

幕が上がりレ・ミゼラブルの緊迫したな場面がテンポよく展開する。最前列なので本当に目の前でミュージカルが楽しめる。しかし、正直なところあまり感動しなかった。これは、私の個人的な感想であるが、主役ジャンバルジャンの声が細く繊細すぎる。よって、迫力不足である。ジャベールはまあまあ、期待したフォンティーヌはいまいちであった。オペラ座の怪人が余りにも良かったためか、期待外れのレ・ミゼラブルに終わった。

 
F 美術の殿堂「メトロポリタン美術館」
 

私は若い時から音楽が好きで、自ら楽器の演奏をやったり演奏会にもよく通った。現在でもそうである。しかし、こと美術に関してはあまり関心がなく、日本で美術館を訪れることはめったにない。しかし、海外、とりわけ欧米に出かけると不思議と美術館めぐりをする。

これは「観光旅行の証拠写真を残す」という不純な動機もあるが、私は美術館の知的な雰囲気は好きである。静かで、上品で、時には美術大学の学生らしき若者が熱心に作品研究をしている場面にも出くわす。「少し真面目に美術鑑賞しようかな?」という気にもなる。何しろ日本の教科書にのっているような欧米の有名な絵画・彫刻が目の前にある。ガラスケース内に厳かに鎮座しているのではなく、むき出しに無造作に展示されている。

でも、正直なところ、私の一番好きな場所は館内のカフェテリアやレストランである。ここで、うまそうなものを注文し、ゆっくりランチやコーヒータイムをとる。これが幸せの瞬間。お腹もふくれ疲れもとれてくると「折角だからちょっと見てみようか?」と重い腰を上げる。

このように、私の美術鑑賞は少々ふざけた態度なので、美術愛好家のひんしゅくものであろう。よって、以下の記録は、私の「ニューヨーク、不真面目、美術館鑑賞の旅」である。

メトロポリタン美術館(写真14)は有名な5番街に面しており、エントランスに向かう階段にはいつも大勢の観光客で賑わっている。ロンドンの大英博物館、サンクトペテルブルクのエルミタージュ、パリのルーブルと並ぶ世界4大ミュージアムと言われている。ニューヨークに滞在したからには行かねばならない。

メトロポリタン美術館はいつも込んでいるので、私は早めにホテルを出て、午前10時前には美術館に着いた。大きな階段を上がり正面玄関をくぐると巨大なアーチが素晴らしい「ザ・グレート・ホール(写真15)」に入る。スフィンクスの大きな像が出迎えてくれ、ここに来ただけでジーンとくる。そんな、雰囲気である。

まずは、19世紀ヨーロッパ絵画をじっくり鑑賞する。ルノワール、ゴヤ、ゴーギャン等、素人の私でも知っている作品が沢山展示してある。美術の教科書では小さな写真でしか載っていないが、実際の絵画は大きい。迫力がある。絵のすぐ前で見ると筆のタッチまで分かる。離れて見ると実に見事な作品に仕上がっている。黒の濃淡、色彩の鮮やかさ!本物の凄さに圧倒される。

メトロポリタン美術館は写真撮影に対しては極めて寛大である。色々な絵画も写したがネットに載せるのは差し控えておこう。

次に、ヨーロッパの彫刻(写真16写真17)コーナーに行き、ロダンの作品を中心にじっくり鑑賞する。彫刻も大きい。力強い作品、美しい作品等、沢山あり見飽きることはない。

美術鑑賞は意外と疲れる。午前11時頃、とりあえずコーヒータイムをとろうと思って、ザ・グレート・ホールを見下ろす「バルコニー・カフェ(写真18)」に行ってみた。しかし、既に満席。ヨーロッパ彫刻の端にある「ペトレ・コート・カフェ(写真19)」も満席で、席が空くのを待っている人もいる。しかたがないので「ギリシャの彫刻(写真20)」を見ながら、ソファーで休憩し、その後、エジプト美術の鑑賞をする。

午後1時過ぎになってお腹がすいてきたので、地下にある「ザ・カフェテリア(写真21)」に行く。ここは、ビュッフェスタイル(写真22)の気楽なレストランで座席もいっぱいあるので座れないということはない。様々なメニューがあり、好きな物を好きなだけ取って、トレーに載せてレジに進めばいい。非常にリラックスできる場所なので、私はここで1時間くらいのランチタイムをとった。

食後の気分転換に美術館の屋上にあるルーフ・ガーデン(写真23)に行く。分かり難いが、屋上への隠れたエレベーターを探す価値はある。この日は天気が良かったので、多くの人が屋上に出てきている。ここから見るマンハッタンの超高層ビルやセントラル・パークの景色は素晴らしい。屋上にもちょっとした売店「ルーフ・ガーデン・カフェ」がある。その後、館内をぶらぶらし、再び、ヨーロッパ絵画を見て午後4時頃、美術館を出た。

私はマンハッタン観光のついでに、グッゲンハイム美術館(写真24)、ニューヨーク近代美術館(写真25)も訪れてみた。いずれも立派な美術館で“観光ついでに”行くような場所ではないのだが、時間の関係でやむおえなかった。ニューヨークは10日間滞在しても時間が足りないくらい魅力満載、世界の文化・芸術の宝庫である。

 
     
G 一般情報
  ◎ HIS音楽鑑賞専門デスク
http://www.his-j.com/tyo/music/

このサイトの「公演スケジュール」は非常に利用価値がある。欧米各国(オーストリア、ドイツ、イタリア、フランス、イギリス、チェコ、アメリカ)の代表的な歌劇場でのオペラや交響楽団の公演スケジュールが載っている。これを参考にすれば、オリジナルな「夢のヨーロッパ音楽ツアー」が計画できる。

◎ ニューヨーク・フィルハーモニック
http://nyphil.org/

上記ニューヨーク・フィルのホームページから直接、演奏会のチケットが購入できる。まず、ログ・インの登録をする。次にトップページ最上段にある「Concerts&Tickets」クリック。次のページ左側「2007-2008 Season」をクリックして、各月ごとの演奏会日程を調べ、見たい公演を選択する。「Concert Search」を利用すればより効率良く演奏会日程が調べられる。
次にIndividual ticketsのBuy tickets→座席・枚数選択→ADD To Cart→
Proceed to Checkout→E-mail address, password入力してLog in→
payment Information→Contribution(寄付金の項目なのでNo ThanksでOK)→
Place order→Order Confirmationの印刷(完了)

ロリン・マゼール指揮、ニューヨーク・フィル演奏会(抜粋)
(2008年1月〜6月 会場:フィッシャー・ホール)
日  程
主な演奏曲
1/10 1/11 1/12 プロコフィエフ交響曲第7番、他
1/30 1/31 2/1 2/2 ブラーム交響曲第4番、他
2/4 ドボルザーク交響曲第7番、他
2/5 チャイコフスキー交響曲第6番、他
6/4 6/5 6/7 6/13 マーラー交響曲第9番、他
6/12 6/14 6/17 6/19 プッチーニのトスカ演奏会
6/20 6/21 ブルックナー交響曲第8番、他

◎ メトロポリタン歌劇場
http://www.metoperafamily.org/metopera/

上記メトロポリタン歌劇場のホームページから直接、オペラのチケットが購入できる。まず、ログ・インの登録をする。次にトップページ最上段にある「SEASON&TICKETS」クリック。次のページ左上段にある「SEASON CALENDAR内View Full Calendar」をクリック。見たいオペラの公演を選択する。
次に座席・枚数選択→add to cart→checkout→
Username、Passwordを入力してLogin→
continue check-out→Payment Information→
Term& Conditionsを読んだというチェック→
complete purchase→Order Confirmationの印刷(完了)

2007年〜2008年シーズンのオペラ(演目)
(9月下旬〜5月下旬まで、会場:メトロポリタン歌劇場)
作曲者
演  目
モーツァルト フィガロの結婚
モーツァルト 後宮からの逃走
モーツァルト 皇帝ティートの慈悲
プッチーニ マノン・レスコー
プッチーニ ラ・ボエーム
ヴェルディ 仮面舞踏会
ヴェルディ マクベス
ヴェルディ オテロ
ヴェルディ 椿姫
ヴェルディ エルナーニ
ワーグナー ワルキューレ
ワーグナー トリスタンとイゾルデ
ドニゼッティ ランメルモールのルチア
ドニゼッティ 連隊の娘
プロコフィエフ 戦争と平和
プロコフィエフ 賭博師
ロッシーニ セビリアの理髪師
ビゼー カルメン
その他 その他

◎ カーネギー・ホール
http://www.carnegiehall.org/SiteCode/Intro.aspx/

カーネギー・ホールでの主要オーケストラの演奏会予定を知るには、上記ホームページ上段のBox Office→Subscriptions→Explore the Season→Orchestras とクリックする。欧米の主要なオーケストラの演奏会予定が詳しく載っている。
チケットを購入したい場合は、Rogin(登録)を先に済ませておいて、見たい演奏会のページ選択。
次にページ右側の「BUY TICKETS」内の「Seats」で座席の枚数選択→
Find Seat→座席選択→View Seat→Add to Cart→
Additional Contribution(無視して)→Continue→
E-mail address, password入力してLog in→
Continue to Billing→Billing Information入力→
purchase→Order Confirmationの印刷(完了)

2007年10月〜2008年6月の主なオーケストラ(一部抜粋)
会場:カーネギーホール(大ホール)
オーケストラ
日  程
ボストン交響楽団 2007年10/8,12/3 2008年3/3
フィラデルフィア管弦楽団 2008年1/22, 3/14, 5/6
メトロポリタン歌劇場管弦楽団 2008年 2/17,5/18,5/22
シカゴ交響楽団 2008年 2/26,5/15
ニューヨーク・フィル 2008年 6/11
ウイーン・フィル 2008年 2/29,3/1,3/2
ベルリン・フィル 2007年 11/13,11/14,11/16
ロイヤル・コンセルトヘボウ 2008 年 2/4,2/5,2/6

◎ リンカーン・センター
http://www.lincolncenter.org/

◎ ニューヨーク・シティー・オペラ
http://www.nycopera.com/index.aspx/

◎ ニューヨーク・シティー・バレエ
http://www.nycballet.com/nycb/home/

◎ ブロードウエイ・ドット・コム
http://www.broadway.com/

上記より、簡単にミュージカルの日程確認ができる。トップページ上段の「Select a Show」より見たいミュージカルをクリック、SHOW INFORMATION 内のGET TICKTS→
Select a Date and Time→Your Seats(これ以降はチケット購入の場合続行)。

上演中の「ブロードウエイ」のミュージカル
(2007年〜2008年)
題  名
上演劇場
オペラ座の怪人 マジェスティック劇場
ライオンキング ミンスコフ劇場
マンマ・ミーア キャデラック・ウィンターガーデン劇場
シカゴ アンバサダー劇場
メリー・ポピンズ ニュー・アムステルダム劇場
リトルマーメイド ラント・フォンテーン劇場
リーガリーブロンド パレス劇場
ヘアスプレー ニール・サイモン劇場
レント ネザーランダー劇場
ウィキッド ガーシュイン劇場
アベニューQ ジョン・ゴールデン劇場
スパマロット シューバート劇場
カラーパープル ブロードウェイ劇場
コーラスライン シェーンフェルド劇場
レ・ミゼラブル ブロードハースト劇場

◎ メトロポリタン美術館
http://www.metmuseum.org/

◎ グッゲンハイム美術館
http://www.guggenheim.org/

◎ ニューヨーク近代美術館(MoMA)
http://www.moma.org/

                                        (2007年11月 掲載)